多重債務の相談はどこにする?公的窓口のいろいろ
多重債務をかかえて、月々の支払いが難しくなった時、あなたならどこに相談しますか?
公的機関として多重債務の相談にのってくれるところもいくつか存在しています。
相談には無料で応じてくれるところや、法テラスでは、審査に通れば弁護士への依頼費用を半額程度に抑えることもでき、金銭面でのメリットが大きい印象だと言えます。
しかし、決められた時間にしか相談できなかったり、審査を通すための手続きが必要であったりと、比較的時間を要するデメリットもあるため、早急な対応が必要な場合には、不向きだと言えるでしょう。
では具体的にどういった機関があるのか見て行きましょう。
消費者生活センター(国民生活センター)
消費者生活センターでは、電話相談を主として行い、定期的に多重債務者のための相談会が開かれています。
電話相談の場合、消費者センターの営業時間外は、国民生活センターに転送され対応してもらえます。
相談にのってくれるのは、弁護士などではなく、消費生活アドバイザーといった方々であり、アドバイスを元に、債務整理する場合には弁護士や司法書士へ依頼することになります。
定期的に行われる相談会では、弁護士や、司法書士といった専門家が無料で相談に応じてくれますが、相談できる時間が限られる場合がほとんどです。
また、相談会自体が月に数回程度しかなく、相談会場まで出向かなくてはならないため、時間がない、合わないとなかなか相談ができません。
その為、急の対応を要する場合にはあまり適しているとはいえないでしょう。
法テラス
法テラスでは、法テラスに登録された、専門弁護士が担当することになりますが、審査に通れば、通常の半額程度で債務整理ができます。
しかも、法テラスが弁護士費用も代理で負担してくれ、その費用を分割で法テラスに返済していくことになります。
審査基準も、世帯人数に応じて変化し、比較的通りやすいと言われています。
法テラスから、弁護士や司法書士を紹介してもらうほか、登録弁護士を自ら調べて依頼することもでき、自分に合った弁護士を探すことが可能です。
しかし、弁護士によっては、審査が通らない限り、手続きを行わない場合もあり、早急に支払いを止めなくてはならないといった場合には、対処が遅れて、状況が悪化する可能性も秘めています。
その他、財務省などの相談窓口などがあげられますが、やはり相談対応のみで、実際に債務整理などに着手するわけではありません。
今すぐになんとかしなくてはならない
今月の支払いが難しい、滞納がすでに続いているといった状況においては、できる限り早く手続きを進める必要が考えられます。
そういった場合は、弁護士や、司法書士といった実際に債務整理を行える専門家に直接相談するのもひとつの方法です。
相談後即手続きが取れるため、急を要する場合に適しているといえます。
ネットから時間を問わず相談できるサービスがあり、日中忙しく、公的機関の利用時間に相談できない人にとって大変利便性が高いといえます。
無料、匿名で行えるのも安心です。
以上、多重債務の相談はどこにする?公的窓口のいろいろでした。
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