アコムを返済できないときの4つの対処法
アコムを利用していると、「今月の返済は厳しいかも…」といったことがよく起こります。
「アコムの返済が厳しいから」と言ってそのまま放置してしまうと、信用情報機関に延滞情報が登録され、今後のカードローンやクレジットカード審査に支障をきたします。
ただ、アコムの返済が厳しい場合でも「4つの対策」を覚えておけば大丈夫です。
今回、アコムを返済できないときの4つの対処法を解説します。
対処法①毎月の返済額を減額してもらう
アコムは、「借り入れ限度額(極度額)」と「借り入れ残高」によって毎月の最小返済額が決まる仕組みになっています。
この「最小返済額」の中には利息と元金が含まれており、毎月「最小返済額以上」を返済しておけば何ら問題はありません。
もし、最小返済額の返済が厳しい場合は、アコムに相談して一時的に「最小返済額の減額」を申し出ることが可能です。
ただし「最小返済額を減額してもらう」ということは、借り入れた「元金」の返済額も少なくなりますので、当然返済期間は長引きます。
最小返済額を減らすことで、返済期間が延びるのは悩ましいところですが、「返済できないから」と放置するよりはましです。
もし、毎月の支払いが厳しいなら、すみやかにアコムのコールセンターへ電話をして、相談するようにしましょう。
<アコムの最小返済額の考え方>
契約極度額 | 毎月の最小返済額 |
30万円以下 | 借り入れ残高の4.2%以上 |
30万円超~100万円以下の場合 | 借り入れ残高の3.0%以上 |
100万円超の場合 | 借り入れ残高の3.0%以上 |
借り入れ残高の2.5%以上 | |
借り入れ残高の2.0%以上 | |
借り入れ残高の1.5%以上 |
返済額を減らす方法
ちなみに、アコムでは毎月の借り入れ残高が減っても、最小返済額は自動変更されません。
そのため、返済が厳しい場合も含め毎月の最小返済額を変更したい場合は、以下の3つの方法から手続きをする必要があります。
最小返済額を変更する方法
- 会員ログインメニュー「各回の返済(支払)金額変更お申し込み」から手続きする
- アコムATMで手続きする
- アコム総合カードローンデスクに電話をして手続きする
なお、会員ログインメニューとATMで減額手続きができるのは「残高が減ったことによる返済額変更」の場合のみです。
返済が厳しいことが理由で減額を希望する場合は、アコムのコールセンターへ電話をするようにしてください。
対処法②利息だけを返済する
「最小返済額を減額しても返済できない」という場合は、利息だけを返済するという方法もあります。
アコムの場合、毎月の最小返済額は決まっていますが、実は利息だけ返済しておけば延滞扱いにはなりません。
アコムで利息のみを返済する方法
アコムで利息のみを返済する場合は、ATM返済・振り込み返済・インターネット返済・店頭返済の4つの方法が利用できます。
アコムへ返済すると、返済金は先に利息分に充当され、余った金額が元金返済に充当されますが、最低限利息さえ返済しておけばアコムの延滞は免れます。
たとえば、アコムから50万円を借りていて利息が15,000円の場合、15,000円だけを返済しておけばその月の返済はクリアです。
ちなみに、上記の返済方法のなかで「提携ATMからの返済」と「振り込み返済」については返済時でも手数料がかかります。(銀行振り込みの場合は、銀行により手数料がかからない場合もあります)
手数料を節約したいなら、アコムの店頭やアコムATMから返済するか、インターネット返済を利用することをおすすめします。
延滞にはならないけど借金は減らない
注意するのが、アコムで利息だけを返済した場合、延滞扱いにはなりませんが元金は1円も減っていません。したがって利息だけの返済を続けても、いつまでたっても返済は終わりません。
利息のみの返済を済ませると延滞扱いにはならないので、人によっては「返済した気分になる」かもしれません。
また、利息のみの返済を続けながら一方で借り入れが増えてしまうと、ずっとアコムの借金を抱えたままになりますので、注意が必要です。
対処法③他社カードローンに借り換える
他社から借り入れる余裕があるなら、いったん他社から借りてアコムへ返済するという方法もあります。
ただし、この方法は債務を増やす可能性もありますので注意が必要です。
なお、消費者金融カードローンを規制する貸金業法では「貸金業者からの借り入れは年収の3分の1まで」と決められています。
そのため、アコムからすでに年収の3分の1程度のキャッシングをしていたり、アコムと他社貸金業者からの借り入れ合計額が「年収の3分の1に達している場合」は、新規借り入れは難しいでしょう。
アコムへの返済のために他社からお金を借りる場合、新規で借りたお金は「全額」アコムの返済にまわすようにしてください。
借り換えができた安心感から「少しくらい手元に現金を置いておこう」とアコムの返済を怠ると、借金が増えるだけです。
他社の無利息キャッシングを効果的に利用する
他社の借り換えでぜひ活用したいのが「30日無利息キャッシング」のサービスです。
たとえば、アコムの返済が難しい状態でプロミスでの借り換えをおこなう場合、プロミスの無利息キャッシングサービスを利用すれば「金利手数料は30日間0円」となります。(適用には条件があります)
一般的に借り換えをした場合、新規で借りたローンでも金利手数料が発生しますが、無利息キャッシングを利用すれば新規契約したローン金利は一切発生しないことになります。
低金利の銀行カードローンに借り換える
アコムをはじめて利用する場合、借り入れ限度額が100万円未満なら、ほぼ18.0%の金利手数料が適用されます。
一方、銀行カードローンの上限金利は13~15%程度のところが多いので、「低金利の銀行カードローンで借りてアコムに返済する」という方法もあります。
ちなみに銀行カードローンは総量規制の対象外です。
そのため銀行カードローンの借り入れ額とアコムの借り入れを合算して年収の3分の1以上になったとしても、法律上は問題ありません。
しかし、一般的には年間の借金返済額が年収の35%以上を超えると「返済が厳しくなる」ケースがほとんどです。
この年間返済額のなかには、銀行カードローン・消費者金融カードローン・住宅ローン・マイカーローンなど、すべてのローン返済額が含まれます。
他社に借り換える場合は収入と支出のバランスを考えて、計画的に利用することをおすすめします。
アコムのおまとめローンを検討する
アコムと他社消費者金融を含め、数社から借金をしているという場合は、アコムのおまとめローンを利用する方法もあります。
アコムのおまとめローンは300万円までのおまとめが可能で、審査次第では現在の借金を一本化でき、さらに金利もおさえることができます(※金利が下がらないこともあります)。
ちなみに、アコムのおまとめローンを利用した場合、おまとめローン契約後はアコムが他社への返済を代行してくれます。
また、ローン契約後は「返済するのみ」でおまとめローンでの追加借り入れはできません。(追加借り入れをしたい場合は、別途おまとめローンを新規契約する必要があります)
「他社ローンを何社も利用していて、毎月の返済日もバラバラ」
「現在借りているローンがすべて金利18%で、金利負担だけで大変」
以上のような悩みを抱えている人は、ぜひアコムの総合カードローンデスクへ相談しましょう。
<アコムのおまとめローン基本スペック>
限度額 | 1万円~300万円 |
貸付利率 | 実質年率7.7%~18.0% |
資金使途 | 貸金業者債務の借換え |
返済方式 | 元利均等返済方式 |
返済期間と返済回数 | 借入日から最長13年7ヵ月・2~162回 |
遅延損害金(年率) | 20.0% |
担保・連帯保証人 | 不要 |
対処法④どうしても返済できないなら債務整理
上記の方法を検討してもアコムへの返済が難しい場合は、債務整理も視野に入れて考えてみましょう。
「他社から借りてアコムへ返済しており、自転車操業になっている」
「毎月の収入のほとんどが借金返済に消え、“借りては返す”を繰り返している」
「収入が激減し、今後もアコムの返済が厳しくなりそう」
以上のような事態に陥っているなら、小手先の対策ではなく思い切って債務整理をしたほうが賢明かもしれません。
任意整理
債務整理にはいくつかの方法がありますが、任意整理は弁護士費用も安く済みますし、比較的ハードルが低い債務整理方法のひとつです。
任意整理とは、その名のとおり「任意に債権者と借金返済について話し合う」借金の整理方法です。
具体的には、ローン会社と個別に相談し将来発生する金利手数料を減免してもらい。3~5年程度の長期でコツコツ返済していく流れとなります。
任意整理は対象となるローン会社を選べるため「A社は金利が高いので任意整理の対象にする」「B社は金利が低いので従来どおり返済していく」といったことも可能です。
また、任意整理はこのあとご紹介する自己破産とは異なり、財産も処分されることはありません。
不動産や車などを残したまま生活したい人にとっては、最適な債務整理の方法といえます。
個人再生
個人再生も借金を減額してもらう債務整理の方法なのですが、任意整理と異なる点は「法律の強制力がある」という点です。任意整理は債務者(借金をした人)と債権者(ローン会社など)が個別に話し合う方法がとられますが、個人再生は裁判で毎月の返済額や返済期間が決まります。
また、個人再生の場合も自己破産と同じく財産は残したまま返済できるため、持ち家に住んでいる人にはおすすめの債務整理方法といえます。
自己破産
自己破産を申請し免責を受けることができれば、借金返済義務はなくなります。
ただし、不動産や一定の価値以上の財産(車、預貯金、貴金属など)を保有している場合は、手放す必要があります。人によっては持ち家を売却して賃貸物件に転居したり、車を売却するなど生活に支障をきたすことも考えられます。
なお、上記の3つの債務整理をした場合、最低5年間は信用情報機関に債務整理の履歴が残ります。
信用情報機関にネガティブな情報が残っている間は、他社カードローンやクレジットカードの契約はできませんので、その点だけは覚えておきましょう。
まとめ
アコムのカードローンは借りやすく、そして返済手段も多数用意されているため、とても利便性が高いカードローンです。
しかし、計画的に利用しないと借金が雪だるま式に増えて、最後は債務整理を余儀なくされる…ということも考えられます。カードローンの利用は、返済シミュレーションなどを活用し、計画的に利用したいものですね。
以上、アコムを返済できないときの4つの対処法のまとめでした。
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(参照:アコムを返済できないときの4つの対処法)
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